HASAMI group
middle album
Slow Warning Slow
 
 01:Slow Warning Slow
02:ノイローゼ
03:Super Love Song
04:出会い系サイト
05:Hakkotsu Funk Girl
06:Circle Sunday
07:Shot
08:アオモルフォ
09:ブラックマーク
10:Stand Earth Group Hopper
 
 
 
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じっとりと焦燥感を煽ってくるような、何気なく過ぎ去る日常に静かに警告を鳴らすようなHASAMI groupの奇妙な新作。
 
 
 
 
【HASAMI group】
青木龍一郎
 
【サポート】
青山愛
長橋涼太
江藤佳美
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ノイローゼ 
通常通り隔ての果ての山手線
閉鎖空間 人の笑い声が苦手な僕
 
あてもなくぶらつく風俗街
池袋の裏道は鳩たちのマル秘世界!?
 
溢れる気持ち 溢れる気持ち
両手で支えて 両手で支えて
 

Super Lover Song
 
 
10秒で世の果てに行こう 誰にも邪魔させないわ
一瞬で終わるドライブ だけど永遠に乗り続けるべき
 
乗る前に愛のチェック 全てを持っていくわ
セックスタイムなんて無くてもいいの あなたのネクタイ眺めてるだけでいい
 
あなたの手の色を見つめながら 二人で上がる坂道に
日差すウィンドウと移る影 滲む鼻歌が綺麗よ
バス停横切るレールの上の 淵のあいまいなシルエット
双葉のしずく 土浸みて つま先でキック 軽く小石を蹴るの
 
愛が凄いから
わけわかんなくなっちゃうの あたし
あなたは優しいから
子犬を助けるんだろうね
きっと 雨の中
 
花が咲くわ 朝に
お構いなしに踏んづけて行ってしまいましょう
一面の赤に震えてないの?
あなたにだけは死んでほしくない
 
愛が凄いから
わけわかんなくなっちゃうの あたし
あなたは優しいから
子犬を助けるんだろうね
きっと 雨の中
 

出会い系サイト
 
君は僕に会う権利を手に入れた!!!!君は僕に会う権利を手に入れた!!!!
君は僕に会う権利を手に入れた!!!!君は僕に会う権利を手に入れた!!!!
君は僕に会う権利を手に入れた!!!!君は僕に会う権利を手に入れた!!!!
君は僕に会う権利を手に入れた!!!!君は僕に会う権利を手に入れた!!!!
 
会いたくて会いたくてFURUERU 会いたくて会いたくてFURUERU
 
過剰なほどの喜びが突き刺さって抜けない心臓3cm下
死んでも生きてるものを生み出す それを繰り返す それはプロセス
 
創造の過程における当然の結果 ターンして ターンして グルグル回って
壊れやすいことは当然 だからそれを祝福してしまおう
奥へ奥へ 進んでいけば見える 現実的で普遍的な光景へ
 
出会い系サイトで出会った小柄のキュートなおにゃのこ
電波を爆撃したのは地球の母親 恋の花
 
君は僕に会う権利を手に入れた!!!!君は僕に会う権利を手に入れた!!!!
君は僕に会う権利を手に入れた!!!!君は僕に会う権利を手に入れた!!!!
 
会うのは7月10日の昼過ぎ2時半 渋谷駅
画面に散りばむ鉄の花 愛しいあの子といざ対面
 

Hakkotsu Funk Girl
 
遊びのファンク 火遊びファンク
健康でいられるように
大声でファンク 火の玉ファンク
健康でいられるように
世界のファンク 自部屋のファンク
健康でいられるように
高速のファンク 未聞のファンク
健康でいられるように
遊びのファンク 遊びのファンク
ヘッドフォンで耳鳴り Going on
 
体育祭帰りにドブ川で見つけた白骨死体は
隣の教室の女の子だった
無邪気な笑顔に泥がかぶさってた
 

Circle Sunday
 
終わりゆくものは全て完全に影まで失ってしまうだろう
始まるということは終わることが始まるということだ
有形無形の森羅万象は恐ろしいほど無数であれ
全てのものが輪廻転生を繰り返す
 
もっとちゃんと顔見せてーもっとちゃんと顔見せてー
もっとちゃんと顔見せてーもっとちゃんと顔見せてー
 
性懲りも無く歩き続ける
無気力SUNDAY
炎天下SUNDAY
 
いずれは無くなる魂と共に
無気力SUNDAY
炎天下SUNDAY
 
もっとちゃんと顔見せてーもっとちゃんと顔見せてー
もっとちゃんと顔見せてーもっとちゃんと顔見せてー
 
 
バラバラになって集められごちゃまぜに組み合わされる
君は昔イエスキリストだったかもしれない
君のつけてるそのリボンは昔 聖母マリアがまとったシルクだったかもしれない
 
性懲りも無く歩き続ける
無気力SUNDAY
炎天下SUNDAY
 
いずれは無くなる魂と共に
無気力SUNDAY
炎天下SUNDAY
 

Shot
 
持ち手に君の血 持ち手に君の歯型 持ち手に君の髪
さびかけたピストル
 
銃口を向けないで この指とまれ
青空に向けて 雲をぶち抜いて
 
持ち手に君の血 持ち手に君の歯型 持ち手に君の髪
さびかけたピストル
 
あの日 君の周りの世界が少しだけ  逆方向にまわりだした
それは密かな時間の逆転 だけど私以外気付かないまま
 
銃を僕に向けて 脳をぶち抜いてくれ
僕を殺してくれ 命をさらってくれ
 
目をしっかり見て 僕をずっと聞いて
僕みたいなクズの 全て汚してくれ
 
君に伝えたいことがありすぎる
地球って動いているんだぜ 知ってんのかい
 
どいつもこいつも考えてることは
報酬、自存、性癖自慢
どいつもこいつも考えてることは
報酬、自存、性癖自慢
 
銃口を向けないで この指とまれ
青空に向けて 雲をぶち抜いて
 
その手で穴を ふさいでおくれ
二人で世界を 終わりにしようぜ
 
君に伝えたいことがありすぎる
時間や方向を全て逆回せ 視点の回
 

アオモルフォ
 
アオモルフォのような君が踊った
僕はそれを見て涙が止まらなかった
 
背中には青い羽根生えていた
綺麗だった 素敵だった
 
君の横顔が素敵だったことは覚えているよ
君の青い羽根が綺麗だったことも覚えているよ
 
眠らない少女
頭の先から大人の女性に変わっていく
愛する彼女が落ちていくこと 僕の理想はこんなんじゃなかった
愛をくれ 愛をよく確かめてくれ
死んだ知恵 僕の夜明けは数日かかる
 
この人生がデモテープだったらよかったのに
誰のために立っている?
君は心臓を取り出して僕に与えてそのまま死んでいった
帰ってこい 帰ってこい
だけど人生は 続いていく 続いていく 続いていく
可笑しくなるくらい悲しい別れ
時刻は朝4時28分
美しい笑顔 罪を与える 回転引き抜き落ちていく
大きな別れは最初から決まっていたのか
君は飛んだ 君は飛んだ
恋した魂は液体となって朽ちた 
 
アオモルフォのような君が踊った
僕はそれを見て涙が止まらなかった
 
背中には青い羽根生えていた
綺麗だった 素敵だった
 
君の横顔が素敵だったことは覚えているよ
君の青い羽根が綺麗だったことも覚えているよ
 

ブラックマーク
 
工場 ゴミの山 灰色い 鉄骨
屋上 車いす 老人 老人
 
雨中 廃棄する記憶
とめどのない哀愁
相乗効果で動揺
仕切られた虚無が
 

 Stand Earth Group Hopper
 
18歳の少年が人を殺したと思ったら
16歳の少年が人を殺したんだ かと思ったら
14歳の少年が人を殺したんだ そしたら次は
12歳の少年が人を殺してしまった
僕は何も言えなかった 何もできなかった やり方が分からなかった
世界に向けて叫ぶ叫び方が分かんなかった 世界に静かに警告を発する人々になり損ねた
みんなとうまくやっていく取扱い説明書みたいなのを どっかに無くしちまった
君は僕を笑うけど 君だって僕と何もかもが一緒だろ
何もかも全部ひっくるめてありのままで どうしてもどうしてもどうしても僕と一緒だろ
君はあの9.11のようなテロが起こる1時間前にそのことを知らされていたとしたら何をするんだい
勇敢に立ち向かうことができたかい 世界をちょっとだけ救いたいなら今のうちさ
集まった人々はまるで砂場の砂
 
惹かれ 光れ 光る 日が昇っ
 
流れ流れ流れ流れすたれ
流れ流れ流れ流れ惹かれ
 
世界を変えた絵画 世界を変えた歌 世界を変えた物語 世界を変えた人々そのもの
残念ながら僕は選ばれた人間じゃない 残念だけどね 2分前に分かった
だからこうして呟き続ける 「世界の片隅」なんてちょっと使い古された言い回しさ
僕は絶えず動き続けている
ちょっと僕を銃で撃ってみろホラホラホラホラ 僕はちょっとやそっとじゃ死なないよ
ずっと同じところ見ているよ 言いたいことなんて最初から同じさ 1ミリも変わってない
僕には絶対的確信のような思いがある 僕には絶対的確信のような思いがある
確診に似た核心をつく革新的確信だ 命は流れ それを生み出したこの世も流れ
 
惹かれ 光れ 光る 日が昇っ
 
流れ流れ流れ流れすたれ
流れ流れ流れ流れ惹かれ

 

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